粉末と顆粒のちがい

サプリメントが苦手な方に話を伺うと、味そのものよりも「形状」による飲みにくさを理由に挙げる方が多くいらっしゃいます。
そういった多くの方の話をもとに、自分自身の体感も含めて、サプリメントの形状による違いについてお伝えします。
そもそも、粉末と顆粒の違いについても分からないという方もいらっしゃるので、ぜひお読みくださいね。

タイプ 形状・特徴 純度 吸収性・効果 飲みやすさ 持ち運び
粉末タイプ
素材を細かく粉砕、または、水やアルコールなどで抽出し乾燥させたもの。直径およそ0.1mm未満のものをいう。 粉砕したものは基本的に素材純度100%。乾燥してできるものも比較的純度は高くなる。 粒子が細かく早く体内に吸収されるため早い効果が期待できる。 粘膜に付着して飲みにくい。気管に入り咽ることもある。味やニオイの調整が難しい。 軽くかさばらないため、持ち運びしやすい。
顆粒タイプ
細かすぎて飲みづらい粉末を、飲みやすいように結合し形成したもの。0.1mm~1mmぐらいのものを指す。 結合剤を使った場合、粉末に比べてやや純度は落ちるが、水分がない分、高純度になる。 錠剤に比べて多くの空気を含むため、溶解しやすく吸収も早くなる。 粉末に比べ粒が大きいため咽にくく、水がなくても飲むことができるものもある。味やニオイは目立ちやすいため調整は難しい。 軽くかさばらないため、持ち運びしやすい。大袋ではなくスティックタイプにすると、なお携帯性が良くなる。
錠剤タイプ
粉末や顆粒などを一定の形に圧縮し、飲みやすくしたもの。サプリで最も多く使用されている形状。 賦形剤や、結合剤、崩壊剤などの添加物を使用するため、素材の純度は低くなる。 ドリンクタイプに比べて吸収性は落ちるが、コーティングや層を工夫することで、吸収される場所や時間を調節することができる 分量が分かりやすく、咽ることがないため飲みやすいが、大きな粒が苦手で喉を通りにくいという方も多い。 軽くかさばらないため携帯性に優れている。
ソフトカプセル
非水溶性の液体や、粉末を混ぜた液体をゼラチンなどの皮膜で包み、密封性や安全性の高めたもの。 内容液の純度は高いが、被膜が厚くなるため、全体としてはハードカプセルより純度が低くなりやすい。 被膜の厚さにもよるが、中味が液体であるため体内吸収率が高く優れている。 カプセルにより味や臭いを隠すことができ、水溶性も高いため飲みやすいが、粒が大きいと喉を通りにくいこともある。 携帯性に優れているが、外温によって被膜の硬さが変化しやすく、衝撃によって破れることもある。
ハードカプセル
粉末や顆粒を、ゼラチンやセルロースなどの可食カプセルに入れたもの。 錠剤やソフトカプセルと違い、粉末や顆粒をゼラチンなどの可食性被膜で被っているだけなので素材の純度は高くなる。 被膜が薄いため吸収性は高い。 ハードカプセルの被包剤や表面の加工を工夫することで、胃で溶けずに腸で溶けるようにすることも可能。 カプセルにより味や臭いを隠すことができ、水溶性も高いので飲みやすいですが、ソフトカプセル同様、粒が喉を通りにくいこともある。 携帯性も高く劣化もしにくいが、ハードカプセルを包む容器によっては若干かさばる場合もある。
ゼリータイプ
粉末や液体をゼリー状に加工し、ソフトパックなどのフィルムパウチに入れて飲みやすくしたもの。 水分が入るため、その分だけ純度は低くなる傾向がある。 液体に近く水分も多いため吸収率も高い。 味も加工しやすく、錠剤や粉末など薬やサプリメントが苦手な方でも飲みやすく、近年人気が高まっている。 携帯性はあるが、重さや嵩があるため、何個も持ち歩くのは難しい。
ドリンクタイプ
液体に保存料や酸化防止剤を添加して濾過したものを容器に充填し、蓋を閉め加熱殺菌を施したもの。 そのほとんどが水分のため純度は低くなる。 液体のため体内での吸収率は高いが、沈殿などの心配もあり、加熱により成分が損なわれやすい。 液体なので味も加工しやすく大変飲みやすい。 水分が多いため重く持ち運びがしにくい上、容器が瓶の場合、割れる可能性もあり携帯性は低い。

以上、サプリメントの形状による違いについて、主観やお客様のお声によってまとめたものではありますが、参考にしていただければ幸いです。
なお、フローラスリムはこれらのタイプの中から特に「飲みやすさ」と「携帯性」を重視し、顆粒タイプを選択しました。
いつでもどこでも持ち歩け、いざという時にパッと取り出せる。長く続けるサプリには、それらがとても重要だと考えています。

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